生薬のおはなし

㊳天麻(テンマ)

今回は、『天麻(テンマ)』についてお届けします。 『天麻(テンマ)』は、ラン科のオンノヤガラの根茎です。 『天麻(テンマ)』は、気をはらして、うつ状態を陽にし、神経症状・めまい・頭痛などに使われます。 薬膳料理でも血管障害...
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㊲杏仁(キョウニン)

今回は、『杏仁(キョウニン)』についてお届けします。 『杏仁(キョウニン)』は、バラ科のあんずの種です。 『杏仁(キョウニン)』には、気管や皮下にたまった水を小便で排出します。 『杏仁(キョウニン)』には、35%の脂肪油が...
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㊱滑石(カッセキ)

今回は、『滑石(カッセキ)』についてお届けします。 『滑石(カッセキ)』は、加水ハロイサイト(鉱物の一種)のことです。 『滑石(カッセキ)』は、熱症を帯びている人の利水剤で、尿道の粘膜に炎症があったり、淋病などで出血しているとき...
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㉟葛根(カッコン)

今回は、『葛根(カッコン)』についてお届けします。 『葛根(カッコン)』は、マメ科のくずの塊根を乾燥したものです。 『葛根(カッコン)』は、秋の七草のクズの花の根です。クズのことを葛(カズラ)とも言います。また、大和の国栖(クズ...
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㉞石膏(セッコウ)

今回は、『石膏(セッコウ)』についてお届けします。 『石膏(セッコウ)』は、含水硫酸カルシウムの鉱石です。 『石膏(セッコウ)』は、白虎(ビャッコ )とも言われ、*中国の四神で西の守り神です。西は西日が当たり暑さのこもった方角な...
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㉝沢瀉(タクシャ)

今回は、『沢瀉(タクシャ)』についてお届けします。 『沢瀉(タクシャ)』は、オモダカ科のサジオモダカの周りの皮を除いた塊根です。 『沢瀉(タクシャ)』の沢(サワ)は水を意味し、瀉はそそぐという意味です。二つを合わせて水を流しだす...
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㉜桑白皮(ソウハヒ)

今回は、『桑白皮(ソウハクヒ)』についてお届けします。 『桑白皮(ソウハクヒ)』は、クワ科のカラグワのコルク層を除去した根の皮です。名前の通り、白い皮のものが良いです。 『桑白皮(ソウハクヒ)』は、肺の熱をとって、咳を鎮めます。...
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㉛人参(ニンジン)

今回は、『人参(ニンジン)』についてお届けします。 『人参(ニンジン)』は、ウコギ科のオタネニンジンの根を乾燥したものです。産地や加工方法の違いにより効能も異なってきます。直射日光に晒した(さらした)ものを『生晒人参(キボシニンジン)...
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㉚竜骨(リュウコツ)

今回は、『竜骨(リュウコツ)』についてお届けします。 『竜骨(リュウコツ)』は、古代の大型哺乳類(ゾウ、サイ、ウマ、シカ、ウシなど)の化石(長く地層に埋没した骨)です。 『竜骨(リュウコツ)』は、血行・ホルモン作用に関する興奮状...
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㉙天門冬(テンモンドウ)

今回は、『天門冬(テンモンドウ)』についてお届けします。 『天門冬(テンモンドウ)』は、ユリ科のクサスギカズラの塊状根を湯通しした後、外皮をとって、乾燥したものです。 『天門冬(テンモンドウ)』は、肺と腎に作用してかたい痰を作ら...
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