今回は、『沢瀉(タクシャ)』についてお届けします。
『沢瀉(タクシャ)』は、オモダカ科のサジオモダカの周りの皮を除いた塊根です。
『沢瀉(タクシャ)』の沢(サワ)は水を意味し、瀉はそそぐという意味です。二つを合わせて水を流しだすという、余分な水を体外に排出する力があります。
正月料理に登場する野菜のクワイはサジオモダカと同科の植物でから、『沢瀉(タクシャ)』に似た成分と効果が考えられます。正月にごちそうを食べてあまり動かないと肝臓に負担がかかるので、その予防と考えられます。
(効能)
利水、清熱
『沢瀉(タクシャ)』の含まれる漢方処方薬として
『沢瀉湯(タクシャトウ)』『猪苓湯(チョレイトウ)』などがあります。