52麦門冬(バクモンドウ)

今回は、『麦門冬(バクモンドウ)』についてお届けします。水に働く生薬

麦門冬(バクモンドウ)』は、ユリ科のジャノヒゲの塊根を乾燥したものです。

麦門冬(バクモンドウ)』は、心臓が虚弱な方の脾胃の水を小便で出し、結果として咳という上部の肺や気管支の湿気を払って、自然な呼吸器機能を回復させます。

麦門冬(バクモンドウ)』の似た生薬で、天門冬(テンモンドウ)があります。

麦門冬(バクモンドウ)』はサポニンを含んでいるので去痰の力が多くなります。痰を作らないように天門冬(テンモンドウ)を、できた痰を取り去るのに『麦門冬(バクモンドウ)』を使います。『麦門冬(バクモンドウ)』と天門冬(テンモンドウ)が一緒に使われることもあります。

(効能)

滋潤・去痰

麦門冬(バクモンドウ)の含まれる漢方処方薬として

麦門冬湯(バクモンドウトウ)』『清肺湯(セイハイトウ)』『温経湯(ウンケイトウ)』などがあります。

タイトルとURLをコピーしました