生薬のおはなし

①安中散(あんちゅうさん)

『安中散(あんちゅうさん)』の『中』は胴体という意味で、胃腸のあたりをあらわしています。『安中』は、胃を安定させるという意味があります。 機能性ディスペプシア(病院で検査をしても異常は見つからないが、胃腸の調子が悪いことを言います)に...
生薬のおはなし

57芍薬(シャクヤク)

今回は、『芍薬(シャクヤク)』についてお届けします。血に働く生薬 『芍薬(シャクヤク)』は、ボタン科のシャクヤクの根の外皮を除去して、乾燥したものです。 『芍薬(シャクヤク)』には、白芍と赤芍の2種類があります。白い花の芍薬の根...
生薬のおはなし

56当帰(トウキ)

今回は、『当帰(トウキ)』についてお届けします。血に働く生薬 『当帰(トウキ)』は、セリ科のトウキの根を乾燥したものです。 『当帰(トウキ)』は、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、パントテン酸、葉酸、ビタミンB12,ビオチンなどのビ...
生薬のおはなし

55川芎(センキュウ)

今回は、『川芎(センキュウ)』についてお届けします。血に働く生薬 『川芎(センキュウ)』は、セリ科のセンキュウの根を乾燥したものです。 『川芎(センキュウ)』は、大脳に作用して鎮静の働きをします。頭痛を鎮める作用があります。 ...
生薬のおはなし

54紫根

今回は、『紫根(シコン)』についてお届けします。血に働く生薬 『紫根(シコン)』は、ムラサキ科のムラサキの根を乾燥したものです。 『紫根(シコン)』は、皮膚創面の新生や肉芽の発生を促します。『紫根(シコン)』を用いて作られる紫雲...
生薬のおはなし

53膠飴(コウイ)

今回は、『膠飴(コウイ)』についてお届けします。血に働く生薬 『膠飴(コウイ)』は、もち米粉・うるち米粉・小麦粉に麦芽を加えて加工精製したものです。 『膠飴(コウイ)』は、ジアスターゼなどの消化酵素が入った吸収の良い滋養剤です。...
生薬のおはなし

52麦門冬(バクモンドウ)

今回は、『麦門冬(バクモンドウ)』についてお届けします。水に働く生薬 『麦門冬(バクモンドウ)』は、ユリ科のジャノヒゲの塊根を乾燥したものです。 『麦門冬(バクモンドウ)』は、心臓が虚弱な方の脾胃の水を小便で出し、結果として咳と...
生薬のおはなし

51蒼朮(ソウジュツ)

今回は、『蒼朮(ソウジュツ)』についてお届けします。 『蒼朮(ソウジュツ)』は、キク科のホソバオケラの根茎を乾燥したものです。 『蒼朮(ソウジュツ)』は、精油が多く含まれています(3.5%~5.6%)。油分が多く、辛味の程度が強...
生薬のおはなし

㊿白朮(ビャクジュツ)

今回は、『白朮(ビャクジュツ)』についてお届けします。 『白朮(ビャクジュツ)』は、キク科のオオバナオケラの根茎を乾燥したものです。 『白朮(ビャクジュツ)』は、精油が1.5%含まれています。油分が少なく、辛味も少ない代わりに僅...
生薬のおはなし

㊾車前子(シャゼンシ)

今回は、『車前子(シャゼンシ)』についてお届けします。 『車前子(シャゼンシ)』は、オオバコ科のオオバコの成熟種子です。 『車前子(シャゼンシ)』は、よく道端の牛馬車の輪の跡のほとりに生える草という意味です。また、『車前子(シャ...
タイトルとURLをコピーしました