今回は、『葛根(カッコン)』についてお届けします。
『葛根(カッコン)』は、マメ科のくずの塊根を乾燥したものです。
『葛根(カッコン)』は、秋の七草のクズの花の根です。クズのことを葛(カズラ)とも言います。また、大和の国栖(クズ)で、『葛根(カッコン)』(クズのデンプン)を作っていたのでクズの名ができたとも言われています。
汗を出して、痛みをとるのが葛根の主な作用です。また、発汗により水の滞りを処理して、身体の表と裏の異常を解消します。
(効能)
解熱、血流改善
『葛根(カッコン)』の含まれる漢方処方薬として
『葛根湯(カッコントウ)』『葛根黄連黄ゴン湯(カッコンオウレンオウゴントウ)』などがあります。