今回は、『半夏(ハンゲ)』についてお届けします。
『半夏(ハンゲ)』は、サトイモ科のカラスビシャクの根茎です。
『半夏(ハンゲ)』は、夏のはじめのころに採集することから名前がつきました。
『半夏(ハンゲ)』には、エグ味があり、煎じる(煮る)ことによってエグ味が取れます。生姜(ショウキョウ)と同時に煎じるとエグ味が取れやすいです。
『半夏(ハンゲ)』の働きは、胃腸が衰える⇒消化不良になる⇒胃に水が滞るようになった吐き気とか、のぼせる気持ちを鎮静させます。
(効能)
鎮吐、去痰
『半夏(ハンゲ)』の含まれる漢方処方薬として
『半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)』『麻子仁丸(マシニンガン)』などがあります。