㊽細辛(サイシン)

今回は、『細辛(サイシン)』についてお届けします。

細辛(サイシン)』は、ウマノスズクサ科のウスバサイシンの根を付けた全草を乾燥したものです。

細辛(サイシン)』は、咳・胆・胸痛など気管や胸部に滞った水毒を利尿と発散作用で排除します。そのため、鎮咳・去痰・鎮痛の作用があります。

細辛(サイシン)』は、辛く温める作用があります。辛く温めるものは、防腐・防カビ作用があるので、樟脳(ショウノウ)の代わりに人参の保存にも使われました。これを用いると人参に虫がつかず保存性が高くなります。

(効能)

鎮痛、鎮咳

細辛(サイシン)の含まれる漢方処方薬として

麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)』『小青竜湯(ショウセイリュウトウ)』などがあります。

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