大阪・関西万博に行ってきました!!
暑い!人がいっぱい!などに負けず、薬膳や香りに関する独自の視点から、万博を楽しんでみよう!と奮起し、「薬膳と香りでめぐる癒しの万博」というテーマを設定して見学をしてきました。
その様子をレポートしたいと思います。
まずは、予約なしでも入れるパビリオン。
地中海に面した美しい国、チュニジア館に向かいました。
待ち時間は15分位。入れ替え制のための待ち時間です。
入口を入った瞬間にジャスミンの甘くエキゾチックな香りに包まれます。ジャスミンはチュニジアを象徴する花で、2011年のジャスミン革命でも国際的に有名になりました。
リラックス、愛情、潔白、幸せ、平和、良心などを表し、何よりチュニジアにあるジャスミン種は特に強い芳香を持っているそうです。
そこで狙っていたお土産がジャスミンオイルです。これが本当に良い香りで、ジャスミン好きの方にはおすすめです!ご来店の際お声をかけていただければ香りを嗅いでいただけます。
併設されたカフェもおしゃれでしたよ!フロアに直接座るスタイルで、とてもリラックスできました。
【ジャスミンの効能】リラックス効果、鎮痛、鎮痙作用、ホルモン調整作用、ストレス緩和、幸福感・高揚感をもたらす。
暑さや、長い待ち時間などのストレスもこの香りをかぐことでリラックスでき、乗り切りました!
次に立ち寄ったのは、コモンズ館内にあるブータンのブース。
ブータンではお香が生活に密着していて、朝には柄香炉で焼香をし、線香が家々でさかんに焚かれています。村ごとに大きな香炉があり、そこでは清めのお香が焚かれているそうです。
お土産売り場でお香を発見!「DRIZANG KUENCHAP」というお香です。
ブータン香独特の芳醇で甘い香りを残しつつ、スパイシー感があります。
仏教の伝統に従い、30種類以上の貴重な薬草などで作られています。神仏に捧げることによって神仏を喜ばし、空間を浄化する作用があるそうです。
あまりお見かけしないレアなお香とか。太さが日本の線香の5倍?くらいあるんですよ。

ブータンの国旗
白檀のお香もありました。実はブータンと白檀は密接な関係があるのです。
ブータンの国歌には「白檀に飾られた雷龍の王国」というフレーズが出てくるのですが、白檀と龍がブータンの神聖さと自然の美しさを象徴しているそうです。大事な式典や公式行事に歌われています。
お香は1束7000円だったので今回はパスしました。
くら寿司のブースでは万博に参加している70か国・地域の代表料理を再現した特別メニューがテイクアウトできます。大使館の関係者の試食を重ねて味にもこだわって作られたそうです。
私が購入したのは6大陸セットをご紹介します。料理に使われているおすすめ食材についても簡単にまとめました。
6大陸セットの内容をご紹介

🇸🇬シンガポール~チリクラブ
カニをチリソースで炒めた名物料理。 スパイシーですがそれほど辛くないので苦手な方も大丈夫。パクチーが良いお仕事をしていました。
⚫︎おすすめ食材① パクチー(香菜)🌿
香りが消化を促進。リナロールというラベンダーにも含まれる香り成分が鎮静作用や消炎作用、リラックス効果のほか、食欲増進や消化促進、腸内ガス蓄積防止、胃液分泌促進作用も知られており、整腸作用やデトックスも期待できる。
🇫🇲ミクロネシア~ミクロネシアンチキン
🇴🇲オマーン~ファラフェル
ひよこ豆やソラマメをつぶして香辛料を加えコロッケのようにしたもの。
⚫︎おすすめ食材③ ひよこ豆
胃腸を丈夫にし、余分な水分を排出してくれる。女性に嬉しいイソフラボン、鉄分なども豊富。
🇵🇦パナマ~エンサラダディフェリア
ビーツが入ったポテトサラダ、レモンの風味が効いている。
⚫︎おすすめ食材④ ビーツ
ボルシチで有名なビーツは収穫時期が2回あり、7月下旬からも旬で、夏の食材でもある。効能は「飲む輸血」と言われるように血流改善で有名。その他、腸内環境改善、高血圧予防、肝機能サポートなど。
🇮🇹イタリア~タリアータ
タリアータはイタリア語で「切った」を意味する。薄切り肉をバルサミコのドレッシングで頂く。
⚫︎おすすめ食材⑤ バルサミコ酢
血行促進。抗酸化作用がアンチエイジングを。酢酸成分は疲労回復やダイエットをサポート。
🇨🇲カメルーン~マケロ
マケロとはサバの意味。塩、唐辛子、ニンニクでで味付けしたもの。
⚫︎おすすめ食材⑥ サバ
気血の流れを良くするのでお疲れ気味の方やイライラする方におすすめの食材。美肌効果も。
以上
どの料理も日本人向けのクセのない味付けで食べやすく美味しかったです!
どんなに楽しくてもやはり暑さには勝てません!当日気温は35.6度。
会場のあちこちで売られているかき氷には目もくれずチョイスしたのが🍉生スイカジュース。
一口飲んだ瞬間、体中にスイカの爽やかな甘さが染み渡り、疲れた体が生き返るようでした。
夏場は、発汗や体温調節のために血液が体表に集まり、胃腸の血流が低下しやすくなります。かき氷のようにキンキンに冷えたものを大量に摂取すると、胃腸に負担がかかり、夏バテの原因になることがあります。
キンキンに冷えたものよりも体温とあまりかわない清熱作用のあるもので体の熱を下げる方が夏バテ対策になるのです。(と言いつつ氷入りを飲んでしまいました。すみません!)
【スイカ効能】
体内にこもった熱を冷ます「清熱(せいねつ)」効果や余分な水分を排出する「利尿(りにょう)」効果があるので暑さ対策にぴったりの食材。その他に口内炎や二日酔いにも効果あり。
薬膳と香りという独自の視点で巡った大阪・関西万博。食で体を整え、香りで心を癒す、そんな素敵な旅になりました。皆さんもぜひ、自分だけのテーマで万博を楽しんでみてくださいね!