夏のワークショップ【香る生薬と薬膳の話②】

夏のワークショップ〜大切なお知らせ

夏のワークショップにお申し込みおいただいておりまして誠にありがとうござます。

16日(火)にはまだ空きがありますが、平日ということでなかなか予定が合わない方もいる為、

ご希望があれば何日か別日を調整させていただこうかと思っております。遠慮なくお問い合わせくださいませ。

さて、今日はお香のお話をさせて頂きます。

お香は薬?!

「香はくすりであり、くすりは香であった」

奈良東大寺の正倉院、「薬種目録」には漢方薬で使われる薬と同列に、沈香、白檀、丁子、麝香などの香材料が明記されています。この時代香りと薬は同じ仲間として扱われていました。

現在でもお薬として使われている香原料をご紹介します。

 

お店の本棚にあるので今度見てみて下さい!

 

沈香(じんこう)が含まれる薬

 

沈香は気を巡らし、胃腸を温め、痛みや吐き気を抑えたり、呼吸をしやすくする作用があります。

 

 

「敬震丹(けいしんたん)」 

 江戸時代から伝わる和漢薬。「気」の巡りが悪くなりおこるストレス性の動悸、息切 れ、消化不良に用いられます。

「樋屋奇応丸」(ひやきおうがん)

 夜泣き、疳の虫に効くことで、西日本にお住まいの方にはCMでおなじみの薬ですね。

 

丁子(ちょうじ)が含まれる薬

 

丁子には胃腸や下半身を温め、殺菌作用、鎮痛作用があります。ゴキブリが嫌う臭いとしても有名です。

 

 

今次水(こんじすい)

歯痛の薬として有名で、丁子油が使われています。

女神散 (にょしんさん)

血行と水分循環の改善、気を巡らす漢方薬です。のぼせやめまい、情緒不安定、肩こりなど女性の不多愁訴に用いられます。

柿蔕湯 (していとう)

柿の蔕には、熱を抑え、体を潤し、体の滞った水分を外に出す作用があります。丁子と生姜を加え、からだをあたためることによりしゃっくりをとめる古来から使われる漢方薬です。

 

白檀(びゃくだん)が含まれる薬

 

白檀は気を巡らし、温める作用で冷えによる胸腹部の痛みに用いられます。サンダルウッドとも呼ばれます。

 

 

蘇合香丸(そごうこうがん)

香りにより気の巡りを良くすることで痰を取り除き意識と精神を明瞭にする芳香化痰開竅薬です。白檀の他に麝香、安息香、龍脳などお香に使われる香料が含まれます。

お香の面白い話し

体身香(たいしんこう)〜美人の条件は良い香り

古代中国、隋や唐の時代、芳香のある材料を練り合わせ、丸薬にして服用することで、身体の内部から満身香気を溢れさせ身体自体がお香となる秘薬です。
これを利用していたとされる代表的な人物は楊貴妃で、悩みは多汗症だったとか。

宋の時代の「録験方」には

丁子香・藿香・零陵香・青木香・甘松香・白芷・当帰・桂心・檳榔子、麝香が配合されていると書いてあるそうです。

反魂香(はんこんこう、はんごんこう)

焚くとその煙の中に死んだ者の姿が現れるという伝説上のお香で、前漢の武帝が李夫人を亡くした後に道士に霊薬を整えさせ、玉の釜で煎じて練り、金の炉で焚き上げたところ、煙の中に夫人の姿が見えたという・・・唐の時代の白居易の詩に載っているそうです。

日本の古典落語にも「反魂香」、という演目があります。こちらは笑い話です。

季節のお香も作っちゃいます!

ワークショップでは時間が許す限り、季節のお香も作ってしまおうと思っています。

お線香タイプの燃やすお香で、除虫菊を使った虫除けのお香などを考案中です!

ぜひ、沈香、白檀、安息香、丁子、麝香など、本物のお香の香りをお楽しみいただければと思います。

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