最近めっきり秋らしくなってきました。それを感じさせてくれるのが、甘く爽やかな金木犀の香り。
つい立ち止まって、深呼吸したくなりますよね。そしてその香りは何か昔の思い出と紐づいていませんか?
今回は金木犀のいろいろな楽しみ方をお伝えしようと思います。
去年公開された「魔女の香水」という映画をご存知でしょうか?
私は最近配信で見たのですが、いくつかの場面で金木犀の香りが登場します。
男性がつけている香水が金木犀の香水SATORIのソネットだったり・・・
あらすじは、黒木瞳さん演じる魔女の香水屋さんが、香りの力で人生に奮闘する人々を幸せに導いていくというもので、漢方の世界での「香りも薬効」に通づるものがありますよね。
香りの世界に興味のある方には楽しんでいただける映画だと思います。
金木犀の語源には2つの説があるそうです。
・樹皮の様子が動物の犀(さい)の皮膚に似ていることから
・原種である銀木犀の花が白であるのに対して、オレンジで鮮やかな色であることから。
そして、このオレンジ色はカロテノイドとのことでした。カロテノイドといえば人参ですよね。
そういえば同じ色。金木犀は体に良さそう・・・
桂花(ケイカ)
性味:温・辛甘
帰経:心脾肝胃
薬膳的効能:温中散寒・理気止痛・化痰止咳
金木犀には主に
冷えの改善や、血流が悪くなることによる痛みや生理痛の緩和、痰や咳を散らす効果があります。
また、その独特の香りは体内の気の巡りを整え、鬱々した気分を晴らしてくれます。
金木犀を取り入れた飲み物、食べ物はこの時期にピッタリですね。
【桂花シロップ】
五分咲き位の金木犀の花を摘み、ゴミや茎などを取り除きます。さらにたっぷりの水に浮かべて静かにかき回し、沈んだゴミを拾わないように浮かんだ花だけを取り出すのを2回繰り返します。
洗った後はザルにあげしっかり水気を切ります。
(材料)
(作り方)
- 鍋に砂糖と水を入れ、中火にかけ、煮たったら弱火にして3分くらい煮詰めます。
- 煮詰めたシロップに、金木犀の花を加えてさらに3分煮詰めます。
- 熱いうちにシロップを消毒した瓶に注ぎ、蓋をして自然冷却します。
密封したままで1年は余裕で保存できます。
【桂花のお酒】
- 乾燥した金木犀の花 30~50 g
- 焼酎 1.8 L
(作り方)
乾燥した花を焼酎に入れ、3ヶ月ほど冷暗所に置いておく。
胃の調子が悪い時、水か湯に薄めてコップ一杯くらい飲むと良いそうです。
他にも、白ワインに漬けたものを桂花陳酒(ケイファチンシュ/ケイカチンシュ)といい、販売もされています。
【桂花茶】
簡単に作れる桂花茶ですが自分で作るのはちょっと!という方に朗報です!!↓
「スッキリブレンド」と
温める力も味わっていただける
「ほっこりブレンド」の2種類です。
近日DM発表致しますのでお楽しみに!!