暦の上ではすでに秋
暦の上では、秋は立秋から始まって、処暑・白露・秋分・寒露・霜降までの3ヶ月をいいます。
薬膳では、立秋~秋分の日まで、夏の暑熱が残っているので「温燥(おんそう)」、秋分~霜降は、冬の寒気と一緒になるので「涼燥(りょうそう)」といいます。
立秋を迎えた今は、秋の前半は夏の暑熱が残っている「温燥(おんそう)」の時期です。
温燥(おんそう)の養生
温燥の時期を快適に乗り切るポイントは
①まだまだ暑さが続く→体の余分な熱を取る
★体の熱を冷ます食材
トマト・ナス・キュウリ・緑豆もやしなど
②夏の疲れが出始める→胃腸を整える
★栄養の吸収を良くして気を補う食材
米・山芋・きのこ類・かぼちゃ・アボカドなど
③空気が乾燥し始める。→肺を潤す(秋は「肺」をケアしなければならない季節)
★潤肺(じゅんぱい)の食材
百合根・豆乳・松の実・胡麻・卵・白きくらげなど
また、今が旬の梨は清熱、解毒、肺や肌のうるおいにもよいです。
温燥を乗り切る潤いレシピ
これらの食材を使って、温燥を乗り切るレシピをご紹介します。
さらに今回は肌や髪を健康にするコラーゲンを利用してみました! ※S ONE Sについては店頭にレシピがたくさん載っているパンフレットをご用意してあります。
潤いレシピ①豆腐と野菜のコラーゲンジュレ
(材料)
- アボカド 1個
- トマト 1/2個
- 絹豆腐 100g
- きゅうり 1本
★ ジュレ
- 醤油 小さじ2
- 酒 小さじ2
- 蜂蜜 小さじ2
- 白だし 小さじ1/2
- 塩 小さじ1/2
- S ONE S 25〜30g (30gだとだいぶ硬め)
- 水 400ml
※ゼラチンを使った場合は5gで
(作り方)
①耐熱容器に「★ジュレ」の材料を入れ、レンジ(600W)で3分加熱する
②熱いうちにS・ONE・Sを入れよくかき混ぜ、冷蔵庫で冷やす
③アボガド、きゅうり、トマト、豆腐をさいの目にカットする
④さいの目に切ったジュレを野菜と一緒にランダムに入れていく
⑤食べるまで冷蔵庫で冷やしておく
潤いレシピ②白キクラゲの美肌ムース
(材料)
- 白キクラゲ(戻したもの) 40g
- S ONE S 5g
※ゼラチンを使った場合は3gで
- きび砂糖 20g
- 豆乳(牛乳) 140g
- 豆乳生クリーム(生クリーム) 100g
- 味醂(ブランデー)★ 小さじ1/2
- あればキュラソー★ 小さじ1
(作り方)
①戻した白キクラゲを10分茹でる
②豆乳生クリームときび砂糖を6分立てに泡立て冷蔵庫に入れておく
③豆乳と茹でた白木耳をミキサーで滑らかになるまで撹拌する
④③を鍋であたためS・ONE・Sを入れる
⑤冷ましてから泡立てた豆乳生クリームを入れ混ぜ、*を入れる
⑥冷蔵庫で冷やし、シロップなどをかけてどうぞ (写真は金木犀のシロップをかけています)
潤いレシピ③アボカドムースチーズクリーム添え
(材料)
- アボカド 1個
- S ONE S 5g
- 豆乳生クリーム(生クリーム) 50ml
- 豆乳(牛乳) 100〜200ml
- 塩 小さじ1/2
- サラダ用のエビ、きゅうり、ゆで卵 トッピング用
- クリームチーズ★ キュウーブ1個
- マヨネーズ★ 大さじ1
- 豆乳(牛乳)★ 小さじ2杯
(作り方)
①アボカド、豆乳生クリーム、豆乳、塩をフードプロセッサーで撹拌する
②レンジで2分加熱しS・ONE・Sを入れる
③グラスに入れ冷やし固める
④エビ、きゅうり、ゆで卵をトッピングして、チーズソースの材料を混ぜ合わせ添える
固まるコラーゲンで簡単クッキング
高分子コラーゲンは温かいものに溶けて、冷えると固まり「ゼリー」になる性質があります。
これを利用して、いろいろなものが作れるんです。
緑茶やほうじ茶をゼリーにすれば、口触りが良いのでお年寄りの方の水分補給に。さらに練乳をかければ緑茶やほうじ茶オレ風スイーツに。
こし餡に水を加え加熱しコラーゲンを加えれば水羊羹の出来上がり。
あんみつもコラーゲンで作れば健康にも美容にも効果ありですね。
お家時間で実験してみると楽しいかも!
店頭に試供品があるのでお試し下さい!!
葡萄など季節の果物を使って香港の九龍球風デザートも作れますよ!
※今回ご紹介したレシピはコラーゲンをゼラチンに変えてもできます。