蜂窩織炎は皮膚のバリアが壊れた皮膚や皮下組織に細菌感染が広がり炎症を起こす疾患
名前の由来はハチの巣のように細かい間質組織がありその部分が炎症を起こすことに由来しています。
原因は黄色ブドウ球菌や溶血性レンサ球菌と言われています。脚のひざ下部分や顔面など
皮膚の傷や虫刺され、足の水虫や湿疹などから侵入します。
症状としては
◎発赤(赤くなる)◎腫脹(はれる)◎熱感(あつく感じる)◎疼痛(痛み)
◎発熱、倦怠感などの全身症状もある方がいます。
一般的には
◎抗菌製剤と安静です。また、原因の除去も必要です
なかなか治らない、再発する方は
患部の症状が治まって見えていても身体の中には残骸が残っている、身体の免疫力が落ちてくると患部が腫れてくる方がいます。
いわゆる治癒力が低い方や粘膜や皮膚が弱くバリア機能が低下している方や糖尿病、免疫抑制剤の服用をされている方などです。
症例 50代女性
数年前から、くるぶしから脛にかけての蜂窩織炎、最初は虫刺されが原因。抗菌製剤と痛み止めを服用して腫れは治まっていたがまた、腫れてくるのを繰り返している。持病はなし。ただ、甘いものが大好きで昼食代わりに菓子パンをよく食べていた
①幹部の炎症を改善する漢方薬
②皮膚の免疫を高めるお薬
③炎症が起きないようにサプリメント
服用して半年経つが今のところ再発はしていない
日常のご注意
控える食品は砂糖製品やもち米製品、ジュース類、ジャンクフード、アルコール類などの炎症を増長するもの
積極的に食べて頂きたい物はタンパク質とビタミンCやA(βカロテン)、亜鉛を多く含む食材や炎症に良いオメガ3脂肪酸のサバやイワシなど
ストレスや睡眠時間にも気をつける