
PMSは月経前の現れる心身の不調、腹痛やむくみなどの症状、
PMDDは気分の落ち込みなど精神症状が強い場合とされています。
最近ではピルの選択肢と一緒に抗うつ薬が処方されている方もいます。
現れやすい高温期(黄体期)は排卵後の女性ホルモン(プロゲステロン)が分泌されて幸せホルモンのセロトニンが減少すると言われてます。
高温期は女性にはどなたもありますが症状は人により全然感じない方や強く出る方と様々です。同じようにホルモンが分泌されているのになぜ、違いが出てくるのでしょう?
毎日の生活でセロトニンを活性化されるとエストロゲンが減少してくる高温期に備えられます。ホルモンの分泌は脳の視床下部から始まります、ストレスにも敏感に反応します。ストレスが原因で引き起こされるとも考えられます。原因を除去することも大切です。
高温期は着床して赤ちゃんが出来る時期です、卵胞期エストロゲンがピークに達した時に排卵⇒着床とすすみますとエストロゲンは減少しないのではセロトニン分泌も保たれます。
なるべく快適に過ごすためにストレスの緩和と骨盤内(子宮や卵巣)の冷えを改善してみましょう。
改善のお手伝いはお身体にあわせた漢方薬があります。なるべく自然な形で改善される方が良いです。
毎日の食事も大切です。亜鉛や葉酸などのミネラル不足にならない様に心がけましょう。
セロトニンを増やす生活も
セロトニンの材料になるのはタンパク質のトリプトファンを含む食品も積極的に摂りましょう。トリプトファンを多く含む食品は豆腐、卵、バナナ、チーズ、玄米などですがバランスの良い食事にしましょう。
睡眠ホルモンのメラトニンがしっかり分泌されると日中のセロトニン分泌量も高くなります。良い睡眠を取りましょう。
症例 高温期のイライラタイプ、気分の落ち込みもあるタイプ
◎20代の方
社会人になってからPMSが辛くなってきている。ピルを服用する前に漢方薬を希望
イライラタイプは東洋医学では気滞りと考えます。冷えとストレスに良い漢方薬で軽減されています。
◎40代後半の方
更年期になりかかっているのか生理周期が乱れ始めて来ています。高温期のイライラで理由もなくお子様に怒りやすくなるのは止められない、怒った後に後悔する。生理後の気分の落ち込みがひどくなってきた。
卵巣の機能も低下してきて、ホルモンバランスも悪くなってくる時期です。
卵巣の機能を整える漢方薬と自律神経のバランスを整える漢方薬でお子様に怒りたくなる感情が収まってきています。
夕食後に仕事をしてパソコンの画面を見ている事が多いのを早めに切らあげて睡眠の質を良くする事など生活上の注意も心掛けています。


