20～30代の女性に多い子宮内膜症、チョコレート嚢腫の症状。これらの症状を訴える方が多いのは今の時代が緊張、交感神経を優位になっている生活だからと言われています。

本来月経期間は子宮の内膜が脱落、排出する時期ですから身体を緩める副交感神経が優位に働いた方がスムーズになります。皆様仕事に忙しくされていて、月経時期をゆったりと過ごすことなく痛み止めを飲んで頑張ったりしています。

この結果ストレス、緊張により交感神経が優位に働き、血流が低下して体は自然と冷えます。

また、子宮内膜は排出しやすい卵管から移動していきます。移動先は腹腔内です。

移動した子宮内膜はそこの場所で月経周期と共に増殖し、月経時には剥がれようとして出血します。これが痛みの原因になります。

漢方薬では瘀血（おけつ）の薬方をメインに桂枝茯苓丸（けいしぶくりょうがん）または加方や折衝飲（せっしょういん）、体質により当帰芍薬散（とうきしゃくやくさん）なども合わせて考えていきます。