いくら寝ても疲れがとれない、栄養を摂ろうと思っても食欲がない、だるさが続く、集中力にかけるなどの時は、根本的な体質の改善が必要になります。慢性的に続く疲労倦怠感は、疲れに対する対応と、体質を改善していくことが大切になります。
漢方薬では、気虚(気がたりない)、気滞(気が滞っている)、津液(体に必要な血液などの液体)が不足していることなどを考えます。
◎頭がボーっとする、疲労感
40代 女性
10年前くらいから、思考力が止まったり、身体がフワフワします。冷え症で、背中や足が冷えています。ストレスや緊張があると落ちていく感覚があります。
☆ストレスとともに食事の量も少ない状態が続いてらっしゃるようでした。食事はたくさんは食べれられないので、魚のタンパク質を多く含む健康食品を飲んでもらいました。神経の高ぶりを緩和する漢方薬と体を温めて胃の調子を改善する漢方薬をお出ししました。
◎(お客様)思考力が以前より良くなってきました。毎日4~5杯飲んでいたコーヒーは、1杯に減らしました。
◎(お客様)
(◎お客様 ☆薬局)
(薬局の感想)心と体は、連携しています。体が弱まれば、心も弱りやすくなります。体がしっかりしていれば、辛いことがあっても耐えられる時もあります。神経の高ぶりが続いていて、体力も落ちてらっしゃったようです。まずは、しっかりタンパク質を摂る事と体を休める事をおすすめしました。コーヒーの飲みすぎは、鉄分の吸収を妨げることがあります。コーヒーを減らせたことも良かったと思います。
お一人お一人の方のその時の病態・症状に合わせて、ご提案していきます。是非、ご相談下さい。