めまい2

良性発作性頭位めまい(中高年の女性に多い症状)

耳の構造でもあげましたが、耳は外側から外耳、中耳、内耳に分けられます。めまいに関係するのは内耳の三半規管と耳石器官です。三半規管は体の回転を感じるセンサーです。三つの管が三方向に伸びた形になっています。三方向とは前後、左右、垂直で三方向の動きを感知します。

この管のはリンパ液が満たされていて。体が回転するとピンパ液が動きます。各管の出口にあたりに有毛細胞が生えている部分があり、リンパ液が動くとそれぞれの有毛細胞が揺れます。この揺れで体の回転が電気信号になり脳へ伝わります。

耳石器は三半規管の根元にある袋状器官で卵形嚢(らんけいのう)と球形嚢(きゅうけいのう)になっています。卵形嚢は水平方向、球形嚢は垂直方向の変化を感じます。

耳石器には平らなお皿のようになっています。その上にゼリー状の耳石膜があり、その上に耳石が(炭酸カルシウムの結晶)が約10万個くっついています。

通常は体が動くと耳石膜と耳石が一緒に動きます。耳石器のしたにある神経が脳に伝達することにより体のバランスが保たれています。

良性発作性頭位めまいは耳石器にある耳石がはがれて、三半規管の中にこぼれ落ち、三半規管の中で動いたときに症状がおきます。

ベットから起き上がった瞬間に耳石が動き,めまいが起こる方が多いです。他にも靴紐を結ぼうと思いかがんだ時、高い物をとろうとする時、洗濯物を干す時など、頭を動かしたときに起こります。 耳鳴りや難聴はともなわずに5分程度でおさまる方が多いです。

原因として考えられる事:耳石は加齢と共に剝がれやすくなります。特に閉経して女性ホルモンが激減すると骨密度も低下し耳石は炭酸カルシウムでできていますので関係してきます。

西洋医学的な治療:精神安定剤や神経細胞を亢進する神経賦活薬、ビタミン製剤

東洋医学的な考え方:加齢とともにあらわれる症状やホルモンの低下を“腎精が不足した状態”と考え、「腎」を補う補腎薬をベースにした処方などを用いる場合もあります。また、もろくなった耳石を補う、カルシウム製剤なども考えられます。

上記のように体質部分を改善することで症状が出にくくなる傾向があります。

良性発作性頭位めまい症は、症状と体質により、正しい漢方薬を選ぶ必要があります。キストが入ります。

60代女性
肩こりと疲れはありましたが、突然、夜中にトイレに起きようとしたら「回転性のめまい」がして立ち上がれずに少し、じっとしてからはって移動してトイレまで行かれた。病院では良性頭位めまい症と診断され、ヘッドアップ就寝治療をされていました。耳石が動いたのが原因ですから、その後もフワフワ甘が続いたり、動くと悪化し、じっとしていると軽減します。この女性の場合午前中がフワフワ感がひどく、午後には少し楽になる。日により強弱も違います。
めまいの改善の漢方薬
補腎の漢方薬
2種類を服用いただきました。
3ヶ月後にはめまいがする日は半分以下になりました。
養生法として
甘いものは(食べ物、飲み物)を控えていただく。
カルシウムの補給
適度な運動やストレッチをして方や首周りの血流をよくする。