危険を感じると、それに対応するために様々な変化が身体にあらわれます。例えば、心拍数が上がり、血流量が増えます。危険が迫ってはないが、過敏すぎたり不安定なためにスイッチが入ってしまうことをパニック発作と言います。パニック発作が起こると不安感や恐怖感が増え、動悸・めまい・呼吸困難などの症状があらわれます。パニック発作は、多くの場合繰り返します。そのため、また、発作が起こるのではないかという不安を感じ続けます。
西洋医学的には、セロトニン・ノルアドレナリンなどの脳内の神経伝達物質のバランスが崩れることがパニック障害と関係が深いと考えられています。
漢方薬では、心のトラブルを五臓(肝心脾肺腎)全体のバランスを安定させて、体質を改善することを考えます。
◎胸と咽喉(のど)の圧迫感
胸と咽喉の圧迫感を感じます。マスクや下着をつけると息苦しく感じます。胃カメラや心電図の検査をしても異常はありません。更年期障害なのかと思うこともあります。原因がわからず、不安が募ります。また、お仕事が忙しく、また体調面では腸が弱く下痢になりやすいため、出張先での体調管理もストレスになります。
☆お仕事が忙しく、緊張感のある時間を多く過ごされているようでした。まずは、息苦しさ・圧迫感を改善していくことを考えました。ストレスの影響で気(気血水の気)の流れが滞って自律神経が不安定になっていると考えました。気の流れを整える漢方薬と緊張を緩和してくれる漢方薬をお出ししました。
◎(お客様)胸の詰まり感はなくなりました。まだ、仕事の時に下痢などにならないようにするという不安感はあります。
(◎お客様 ☆薬局)
(☆薬局の感想)胸の詰まり感がなくなり、安心しました。次に、体力を上げていきたいと思っています。パニック障害を感じる時は、原因不明のことが多くあります。また、原因がわからないことで不安が募ります。症状を一つずつ改善していきたいと思います。
お一人お一人の方のその時の病態・症状に合わせて、ご提案していきます。是非、ご相談下さい。