お腹が張る、ガスが溜まってお腹が痛くなる。直ぐ下痢する。
若い方のご相談が増えています。大腸検査や胃カメラでは異常がないと言われて困っている。
過敏性腸症候群の多くはSIBOが原因と言われています。
小腸には「第2の脳」と呼ばれる「腸管神経系」がかかわっています。 自律神経のトラブルやだるさ、不眠、頭痛、肌荒れ、肥満などの引き金になり易くなります。
下痢型:腸の中に水素ガスが発生して突然、便意をもよおして下腹が収縮し、強い痛み、動悸、冷や汗がでる水様便や泥状便になり、出し切ると症状が落ち着く。どちらかと言うと若い男性に多いです。
便秘型:腸の中にメタンガスが発生して、3日以上便がでない、硬く、コロコロした便、頭痛や頭重感、吐き気など。便を出し切ると症状が落ち着く。どちらかと言うと若い女性に多い。
混合型:腸の動きが速くなったり、遅くなったり不安定です。便秘が続いた後に下痢が始まり、下痢が収まると便秘を繰り返す。若い世代に多く、男性にも女性にもみられる。
小腸の腸内細菌は通常では1万個程度と言われていますが過敏性腸症候群や機能性ディスペプシア。シーボの方も100万個くらいになると言われています。
対策はFODMAPの食品を控えましょう
「FODMAP」は小腸で吸収できない4種類の発酵性糖類をさします。これらの食品は腸が過敏になり、ガスが発生しやすくなります。
FはFermentable(発酵性)
OはOligosaccharides(オリゴ糖)ガラクトオリゴ糖はレンズ豆やひよこ豆などの豆類に多い。フルクトースの重合体は小麦や玉ねぎなどに含まれます。
DはDisaccharides(二糖類)この糖類に含まれる乳糖(ラクトース)はヨーグルトや牛乳などの高乳糖食に含まれます。
MはMonosaccharides(単糖類)Aはand 単糖類(フルクトース)は果物やハチミツなどに含まれます。
PはPolyols(ポリオール)はキシリトール、ソルビトール、マンニトールなどの糖アルコール)マッシュルームやカリフラワー、果物に含まれます。
これらの食品は腸に良いとされていますが、腸に問題のない人には効果的ですが腸の敏感な方は腹痛、下痢、便秘、だるさ、疲労感、自律神経にも作用して「イライラ、不眠、気分の落ち込み、無気力、不安感、うつなど」の症状と下痢や便秘を併発する事が多いと言われています。