気管支炎

『気管支炎』には、急性気管支炎と慢性気管支炎があります。

急性気管支炎は、風邪をひいた時などに、咽頭や上気道の炎症が下部の気管支に拡がり気管支粘膜に炎症を起こした場合です。主な症状は咳です。2~4週間で治療に向かうことが多いです

慢性気管支炎は、長期にわたり気管支が炎症を起こしている状態です。長年にわたり喫煙されている方や刺激ガスを吸入する機会の多い方にみられます。症状は、痰をともなう咳が続きます。

◎西洋医学での治療

鎮咳薬や去痰薬などになります。感染症の場合は、抗菌薬が用いられます。症状がひどくなると。気管支拡張薬が使われることもあります。

◎気管支炎を改善する生活習慣

なるべく安静にして、室内のこまめな換気が大切になります。煙草を吸って咳が続く場合は、煙草をやめるましょう。食べ物では、唐辛子などの刺激物は避けてください。

◎東洋医学での気管支炎の考え方

咳の激しさ、痰の量、痰の濃さ、痰の色、咳の出やすい時間などから考えていきます。

気管支炎によく使われる漢方薬

①小青竜湯(ショウセイリュウトウ)、②麦門冬湯(バクモンドウトウ)、③滋陰降下湯(ジインコウカトウ)、④清肺湯(セイハイトウ)、⑤麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ)、⑥竹葉石膏湯(チクヨウセッコウトウ)などです。

お一人お一人の方のその時の病態・症状に合わせて、ご提案していきます。是非、ご相談下さい。