爪の形でも健康状態が推測できます。

爪の縦スジ・・・老化によるシワと同じです。縦スジやハリがなくなるのは顔のシワと同じで筋肉が萎縮するために起こる現象です。無理なダイエットなどの栄養状態が悪くなると縦スジが入ることもあります。

爪の横スジ・・・爪は過去の健康状態の記録の様なものです。貧血や強い疲労、病気などからの不調があった時に爪に縦スジがはいります。

爪は1か月で３～４ミリ伸びるので約４～５カ月で生え変わります。例えば根元から２～３ミリの位置に横スジが出ているなら1か月前にからだの異変があったと推測できます。

爪が割れやすい・・・貧血気味　　　　貧血気味の人は血液によって十分に栄養が供給されていないので爪が弱くなります。

スプーン爪・・・からだの危険信号です。爪が割れやすいなどの衰弱した状態がすすむと爪の凹みスプーンの様な形になります。例えば重度の貧血（子宮筋腫や子宮内膜症などの月経時の出血量が多い時になりやすいです。）

バチ爪・・・心臓疾患の人にあらわれやすい。指先が押しつぶされた様に横に広がり爪の幅も広くなっています。心臓や呼吸器疾患があるときにこの形になることが多いです。血液循環の異常がからだの末梢に影響しています。

半月部分がない・・・爪の製造工場が小さい。爪の根元に三日月状の白い部分（爪半月）。爪の製造工場です。見えないのは爪の勢いの低下です。体力に低下が考えられます。

二枚爪・・・つめの乾燥がすすんだ状態です。爪の甲の部分の脂分がなくなると水分の蒸発がすすみ、もろくなります。

この他にもスプーン爪（貧血がすすんだ状態）やバチ爪（心臓や呼吸器疾患の人に現れやすい）などの状態があります。

春は肝の繁盛期です代謝が活発になる春は忙しく働きます。

休息をしっかりとり無理をしないようにしましょう。