爪の質や形、色で健康状態がわかります。

爪は1日0・15ミリ、1か月で3~4ミリ伸びます。爪の根元の半月状の白い部分で新しいつめが作られます。爪はタンパク質のケラチンです。皮膚や筋肉の硬化したものと考えられます。

東洋医学の五行の考えでは肝の華(肝が現れてくる場所)です。ちなみに心の華は面(顔)脾の華は唇、肺の華は毛、腎の華は髪です。

肝は代謝が活発になる春は繁盛期になります。また、肝は血液の貯蔵庫と考えられています。爪は血液の状態をあらわすバロメーターです。血液の栄養状態が良いなら爪の表面はツルツルとなめらかで淡いピンク色をしています。

①爪の色 赤味が強い・・・血が濃すぎる、多血症(赤血球やヘモグロビンが多くなる傾向があります。将来的に脳血栓や心筋梗塞を引き起こす可能性が多くなります。

②爪の色 紫っぽい・・・血行障害 一種のチアノーゼ状態に近いです。血液の粘度が増したために血行不良が起きています。また、心臓の障害により末端への血行が阻害されています。

③爪の色 白っぽい・・・貧血気味、爪の下にながれる血液が乏しいからです。全体的に透明感がなくなり、白濁したすりガラスの様に見えたら肝の不調が予測されます。