ストレスによる頻尿

普段から、尿の回数が多かったり、また夜間に何度も尿意を感じて目が覚めたりするようことを頻尿といいます。頻尿は尿の回数が多い状態ですが、尿量が毎回多い場合もあれば、そうでない場合もあります。

漢方では、尿は六腑(小腸・大腸・胃・胆・膀胱・三焦)の膀胱に貯蔵され、五臓(新・肺・脾・肝・腎)の腎の作用によって排泄が調節されると考えます。また、ストレスや緊張が持続すると、気の流れが滞り、尿意を感じやすくなることがあります。過労などから体調不良になって気が減ってくると、尿を保持することが難しくなり頻尿が生じることがあります。

◎夜、トイレに行くために2回くらい目が覚めます。

50代 男性

夜、トイレに行くために2回くらい目が覚めます。2回目はトイレに行ってもあまり尿はでません。また、車の運転の時など、トイレに行けない状態になると心配になります。

トイレに行けないという精神的なストレスと、腎(五臓の中の腎)の気が不足していると思いました。緊張を緩和する漢方薬と腎の気を補う漢方薬をお出ししました。

◎(お客様)漢方薬を飲み始めてから、夜、寝ているときにトイレに行く回数は減りました。車の運転の時もあまり尿意を意識することはなくなりました。

(◎お客様 ☆薬局)

(薬局の感想)前立腺の異常もなく、精神的なストレスが大きく関係していると考えました。ご本人様は、漢方薬を飲んで、トイレに行く回数が減ったことに少し驚かれているようでした。

お一人お一人の方のその時の病態・症状に合わせて、ご提案していきます。是非、ご相談下さい。