自律神経失調症

病気のような症状(例えば、全身がだるくなる、めまいや動悸がする、汗がすごく出る、集中力が無くなるなど)が続くけれど、その原因が見つからない場合、自律神経失調症と診断されることがあります。

自律神経は、交感神経(活動するときに活発にはたらく神経)と副交感神経(リラックスした時にはたらく神経)からなります。このバランスが崩れて、体調の不良が現われていると考えます。

◎仕事の職種をかえて、寝ていると汗をかき、集中力が日中足りない。

50代 男性

仕事の職種を50歳になってかえられました。初めての仕事内容と忙しさのため、緊張感が続くなか、集中力にかけて不安を感じます。仕事中は、緊張して、お昼ご飯も食べられない事が多いです。朝ご飯は、食べません。水分は1日3Lくらい飲みます。

次の日が仕事の場合は、寝ているとすごく汗をかいて、汗が流れるような状態です。

休みの日は、お昼間からお酒を飲んでしまいます。

◎(お客様) 仕事を間違えてはいけないと過度の緊張感が続いています。仕事中の集中力の低下で、更に不安が募ります。夜寝ていても、大量の汗をかきます。翌日がお休みの日は、寝ているときは汗をかきません。

☆(薬局) 気(気血水の気)の流れをよくする漢方薬、熱(寒熱の熱)を緩和してくれる漢方薬を2週間お出ししました。お酒を沢山飲まれるので、お身体に熱がこもりやすい状態です。水分もたくさん飲まれるので、汗が出やすい状態だと思います。お食事の状態を伺うと、朝ご飯は食べない、昼ご飯も緊張で食べられないことが多いです。低血糖状態で、更に集中力が低下しやすい状態にあると考えました。ミネラルを多く含む健康食品も摂るようにしてもらいました。低血糖状態にならないように、お昼ご飯もおにぎり一つでもよいから、なるべく食べて頂くようにお願いしました。

◎漢方薬を飲んで、不安感が10→3に減りました。まだ汗は出ます。お昼ご飯は、食べれるようになりました。

☆同じ漢方薬を2週間お出ししました。ミネラルを多く含む健康食品も続けて頂いています。

◎不安感は、まだ少しあります。流れるようにでる汗の量は減りましたが、まだ出ます。お休みの日に、お昼からお酒を飲まなくなりました。

☆同じ漢方薬を3週間お出ししました。ミネラルを多く含む健康食品も続けて頂いています。

◎不安感は、まだ少しあります。

☆同じ漢方薬を6週間続けてもらいました。ミネラルを多く含む健康食品も続けて頂いています。変化がわかりづらい時期ですが、もう少し体調が安定するようにお薬を続けてもらいました。

◎不安感は、まだ少しあります。汗は、減りました。

(◎お客様 ☆薬局)

(感想)過度の緊張感で自律神経が乱れて、集中力が低下したり、汗がたくさん出てらっしゃったと思います。食事や水分の摂り方も体に影響が出ていると考えました。最初の不安感はかなり減りましたが、お仕事の忙しさの加減により不安感はまだあります。

お一人お一人の方のその時の病態・症状に合わせて、ご提案していきます。是非、ご相談下さい。