子宮筋腫

月子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。子宮の内側にできたり、外側にできたり、あるいは子宮の平滑筋の中にできたりします。それぞれ、粘膜下筋腫、漿膜下筋腫、筋層内筋腫といいます。

女性に子宮筋腫ができる頻度は高く、無症状のものを含めると、女性の3割程度になると言われています。特に30代から多くみらるようになり、閉経後は減少していきます。子宮筋腫の発生や発育には女性ホルモンが関係していると考えられています。

子宮筋腫になりやすい方は、初潮年齢の早い方、出産経験のない方、太り気味、糖尿病などの方が多くなります。子宮筋腫の主な症状は、過多月経、過長月経困難症(生理痛)、不正出血などです。

漢方薬では、気血水の流れが停滞していると子宮筋腫ができやすくなると考えています。それらの流れを改善することで、子宮筋腫が大きくなるのを抑えるとともに、筋腫に伴う諸症状を緩和していくことを考えます。子宮筋腫ができやすい体質を改善していきます。

①下腹部痛、頭痛、肩こりが強い場合は、血(気血水の血)が滞りやすい体質が考えられます。血流を改善する漢方薬を用います。②イライラ、ストレス、胸の張りなどが強いようなら、気(気血水の気)のが滞って、筋腫ができやすくなっています。気の流れを改善する漢方薬を用います。③腫瘤(腫れ、できもの、しこり)ができやすい体質の方は余分な水(気血水の水)がたまりやすいと考えます。余分な水分を取り除く漢方薬を考えます。

◎子宮筋腫(7～8㎝)

☆血(気血水の血)が滞っていると考えました。血流を改善する漢方薬をお出ししました。

◎(お客様)生理初日は、出血量が多く1時間ごとにトイレに行っていたが、初日の出血の量が減りました。普通にトイレに行く回数で対応できるようになりました。

(◎お客様　☆薬局)

(薬局の感想)お食事では、乳製品を良く摂取されていましたので、控えて頂くようお伝えしました。子宮筋腫は女性ホルモンが関係しています。女性ホルモンは栄養素で言うと脂質から体内で作られます。動物性脂肪を減らすことは大切になります。

生理の出血量が、通常の量になり安心しました。これから、筋腫を小さくしていくために、続けていきたいと思います。

お一人お一人の方のその時の病態・症状に合わせて、ご提案していきます。是非、ご相談下さい。