多嚢胞性卵巣は長期間のピル服用や男性ホルモン値が高いなどの原因が見受けられます。排卵できないで卵巣の中に卵胞がたくさん残っている状態です。
このタイプは卵子がたくさんある状態なので妊娠に導きやすいです。
症例① 28歳
月経不順の為、10代から9年間ピルを服用していました。ご結婚されて赤ちゃんが欲しいと思いピルの服用を中止しました。なかなか生理が始まらないので病院に行くと他のホルモン剤で月経をおこしています。不安になり漢方相談に来店。9年間のピル服用では脳にある妊娠に向かうホルモンの出発点が完全にコントロールされています。
脳を活性化し卵巣に働きかける漢方薬でブロックしたものを解除します。そうする事によりない間お休みしていた卵巣が働き始めます。
これを漢方薬服用でスムーズにします。この方の場合は途中、排卵促進剤の力を借りながらスムーズに排卵ができる様になり1年で自然妊娠に成功。
症例② 31歳
ご結婚されて2年が経つ。月経周期が38~43日と長い。どちらかというとFSH<LHの傾向です。男性ホルモンも少し高い。排卵はしているが妊娠に結びつかない。体温表の排卵期日数は3~4日でダラダラと上昇している。低温期、高温期の温度差は良い。
漢方薬では排卵がスムーズにいく様に瘀血薬を少量と活血薬を組合せました。
漢方薬の体質改善は脳をコントロールすることなく自然なホルモンの流れに導きます。それが良い結果をに結びつきます。