卵巣で育った卵は排卵期がくると卵巣から排出して卵管の先端にある卵管采(らんかんさい)に移動します。
卵の寿命は8~12時間と非常に短いです。

一方精子は排卵期に子宮から分泌される頸管粘液の中で2~3日は生きていられますが、人工授精の時に子宮の中に注入される精子寿命は10数時間と自然な時よりぐっと短くなります。精子は子宮や卵管を進んでいくうちに受精能力を獲得していきます。しかし卵管采にたどり着くのも、ほんのわずかな精子です。

過酷な状況を耐えられる強い精子は最後に卵の周囲の透明帯を突破し受精卵になれます。短命同士の卵と精子です、血液循環を良くして細胞内のミトコンドリアお活性化し、良い受精に結びつくような体質に改善しましょう。