太りすぎても痩せすぎても排卵トラブルになります。

ダイエットなどで体重が1割減ると無排卵になります。もともと痩せ気味の方は生理不順があっても排卵は起きている場合がほとんどですがダイエットにより急激に体重を減らすと無排卵になってしまいます。

例えば、元の体重が50㎏の人が2か月以内に45㎏以下になると排卵や生理が止まってしまいます。体重が減少した直後には影響がなくても1ヶ月、2ヶ月と経つうちに生理が遅れ始めて出血量も減少してきます。やがては無排卵になり生理も来なくなる事もあります。生理が変化した時点で体重をもとに戻せば回復しやすいのですが、1年以上もそのままにされておくと回復にも時間がかかります。スポーツ選手などで体脂肪を少なくされている方にも当てはまります。

太りすぎの方は体脂肪の中に蓄積されている卵胞ホルモンの一部が男性ホルモンに変化してしまうために排卵が障害がおきると考えられています。また、多嚢胞性卵巣になる方もいます。私のお店では不妊のご相談に来られた方で体重がさほど変わらなくても妊娠に結びついた方は沢山おります。和食中心の食べ物などに切り替えるのも良いと思います。