花粉症というのは、空中にとんだ花粉(スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサなど)に接触することによっておこるアレルギー症状ことになります。

花粉症の特徴は、毎年決まった季節になるとくしゃみが連発する、鼻水が止まらない、鼻づまりが続くの三大症状に加えて目のかゆみや、涙眼、のどの痒み、咳などの症状が現われ、その花粉の飛散の終了とともに症状も消えます。

東洋医学では、身体の上部である肺や胃が冷えて、水分があふれていると考えます。

鼻水が多い時は小青竜湯、くしゃみ多い時は麦門冬湯が使われることが有名ですが、効果が表れないことが多いです。

回徳堂薬局では

①肺を温める漢方薬

②粘膜を丈夫にする漢方薬

③炎症を緩和する漢方薬

などから、お客様の体調、生活様式などを伺いながら、より良い漢方薬をお探しします

普段の生活の中では、余分な水分が代謝出来るように気を付けることも大切になります。

1、上半身を暖かくする

2、水分を摂りすぎない

3、果物を摂りすぎない。

などです。

また、花粉症が続くと、副鼻腔炎になりやすくなります。

東洋医学では、花粉症副鼻腔炎の両方を考えて治療していきます。

 

症例1)30代女性

鼻水がひどく、花粉症から副鼻腔炎のようなの症状があると考えます。

鼻水を出しやすくする漢方薬と炎症を緩和する漢方薬を4か月内服。

鼻づまりが緩和している。

症例2)80代女性

花粉症の症状が長い。その後、眼の周りとこめかみに痛みを感じる。

最初の1か月は、炎症を緩和し、鼻腔に詰まった水分を外に出しやすくする漢方薬を内服。

その後、2ヶ月間排膿しやすくする漢方薬を内服して、痛みはなくなった。