卵管は子宮の二つの卵管口から左右に向かって太さは鉛筆くらい、長さは10~12cm位あります。排卵した卵を子宮まで送る大切な役目があります。受精卵は卵管の粘膜の繊毛運動と卵管壁の蠕動運動で4日位で子宮ま運ばれています。この卵管を通過する際に受精卵は分割をしています。子宮に到達するころには64~128個の細胞の集合になっています。粘膜状態の動きの良し悪しや粘膜の血流が悪く冷えていると動きも活発ではなくなります。妊娠にはなんてはならない場所です。

また卵管が癒着して精子が通過できない場合あります。子宮に一番近い卵管采(らんかんさい)は手の様な状態になっていて卵をつかんで卵管に送ります。このつかむ手がしっかりしてないとキャッチアップ障害といいます。

粘膜を丈夫にするには漢方では脾の働きを重視します。これらを活発にする薬方や卵管の通過がレベル低下しているときは瘀血(おけつ)薬を一緒に服用すると効果的になります。

骨盤内は内臓が沢山入っています。卵巣や子宮だけでなく、大腸や小腸、膀胱などがあります。何日も便秘がある状態は解消しましょう。骨盤内の血流にプラスになる様に足首や腰を冷やさない様にしましょう。