回徳堂で初めてご相談される方へ

不妊のご相談は長い実績に基づき、自然妊娠ご希望の方だけでなく、通院中の方も多数ご来店頂いております。
頑固なニキビや湿疹などお肌のトラブル、不眠やウツ症状などの自律神経のお悩み、痔、腰痛、神経痛の痛み、なかなか治らないメマイ、その他慢性疾患など。
漢方のご相談はもちろんですが、何となく体調がはっきりしない、病院の検査では異常が見当たらないが体調が思わしくない方など、回徳堂ではお客様の自覚症状を大切に考えて漢方薬をお選びしています。

回徳堂薬局では問診やお顔の色、舌の状態などと合わせて糸練功(*下記注釈参照)でのチェックを基に漢方薬をご提案しています。お選びする漢方薬はよりお客様の体質に合ったものになります。是非ご相談をお待ち致しております。

*糸練功(しれんこう)

東洋医学では臓腑の異常は常に体表に現れ、体表を診る事により臓腑の異常を捉えていきます。
舌の色や顔色とつや、髪の毛の状態、目、体型、声の大小や臭いなどです。同様な判断基準の一つとして糸練功があります。
つぼとつぼを結んだ線を経絡といいます。
例えば風邪の引き始めに頭痛、首筋がこる、背中がぞくぞくと寒気がする、のどが痛い等の症状がある時を考えてみます。この時は目の内側の『晴明(せいめい)』と言うつぼから出発して頭のてっぺんの『百会(ひゃくえ)』を通り首筋から背骨の両脇を通過し、ふくらはぎを通って足の小指の先の『至陰(しいん)』と言うつぼが最終点の「足の太陽膀胱経」というラインにそって症状が出てきます。有名な葛根湯などがこれにあたります。
他にも肺経、大腸経、胃経、脾経、心経、小腸経、腎経、心包経、三焦経、胆経、肝経とあります。病状により経絡の流れるラインは違います。
糸練功はこの経絡(気の流れ)の信号をとらえて薬方の選択の確認をして行きます。

ご相談の流れ

1. まずはじっくりとお客様のお話を伺います。

ご相談カードに記入していただきますが、今お困りの状態を中心にお話を伺います。
全身の状態はもちろんですが月経については周期、経血の色や量、基礎体温表のチェック、FSH、LHやエストロゲン、プロラクチンの値などホルモン検査結果がわかっている場合はお伺いします。もちろんデータが無くても良いです。また、ストレスになるため基礎体温表をつけて無い方もいらっしゃいますが、それでもご相談は大丈夫です。

不妊のご相談を始めて700人以上の方とお話しておりますが、体のメカニズムや考えられるポイントを漢方的に考えてはどうなのかを経験を踏まえてお話させていただいております。
相談者自身もご自分の体の状態がどうなのかを把握していただき、一緒に良い結果に向かって進んでいきます。
私自身、毎年、漢方の研修に中国の大学や生薬市場を視察し、新たな知識を吸収しお客様に還元できます様に努力いたしております。

2. 何が問題であるかを調べて考えていきます。

問題になる事を中心に考えていきます。
月経周期が長い場合、短い場合、FSHが高いケース、また、排卵までの日数がかかる、黄体不全がある、卵管が通りにくい、エストロゲン(E2)の値が低い、プロラクチン値が高い、多のう胞性卵巣性症候群がある、チョコレートのう腫や子宮内膜症などなどです。
各々のホルモン値が体にとって何を意味しているのかも説明します。

3. 舌の状態をチェックします。

ご相談カードに記入していただきますが、今お困りの状態を中心にお話を伺います。
全身の状態はもちろんですが月経については周期、経血の色や量、基礎体温表のチェック、FSH、LHやエストロゲン、プロラクチンの値などホルモン検査結果がわかっている場合はお伺いします。もちろんデータが無くても良いです。また、ストレスになるため基礎体温表をつけて無い方もいらっしゃいますが、それでもご相談は大丈夫です。

4. 糸練功で気の流れをチェックします。

理論的に絞り込んだお薬のうち、どれがお客様に最適薬方かを気の流れをチェックする糸練功(しれんこう)で確認していきます。

5. ご提案書の作成…お客様にあったお薬を調剤します。

お客様にあった薬方や補助剤をご提案します。
ご自分の予算や短期間で成果をあげたい等のご希望に合わせてお選びできます。
是非お気軽にご相談下さい。

(具体例) 34歳の女性

月経周期は28~30日、生理痛は軽く、鎮痛剤を服用することはない。
(1)冷え性で特に足首から下が冷え、その為か足が浮腫みます。排卵期の上昇がすっきりしない周期が多い。舌は色が薄く白苔が少しあります。
(2)病院での卵管検査では片側は詰まっていて、もう一方はなんとか通過しています。
また(3)内膜が薄い(病院での卵胞チェックの時には(8mm位)といつも言われていますので何とか厚くしたいと希望されていました。

この場合のご提案は
(1)の症状に対してのお薬…1か月分 10,500円
(2)の症状に対してのお薬…1か月分 12,000円
(3)の症状に対してのお薬…1か月分 6,000円 となりました。

もちろん3種類を始めから服用された方が短期間で効果が期待できます。
期間がかかっても良い場合は1種類ずつ始める事もできます。
1種類の薬方で改善できたら、次の薬方に移る方法です。

6. 養生法のお話をして早く元気になっていただく。

ご自分の生活のあり方や飲食物摂取の仕方などが体に合わずに病気となって現れます。
養生法をお伝えするのはご病気を治すためにとっても大切です。

漢方相談薬剤師

山下説子

人間も自然の一環です、ご自分の体の変化に目を向けられ、自然のサイクルに添った生活に心がけましょう。漢方薬は3,000年に及ぶ先人の知恵の宝庫です。一人で悩まないで、必ず良くなる道はあります。ご一緒に考えていきましょう。

【各種許可証と資格】

  • 薬局開設許可証 第1120046号
  • 医薬品製造業許可証 第1120046号
  • 薬剤師登録番号 第127514号

【主な所属】

  • 伝統漢方研究会
  • 日本薬剤師会
  • 日本中医薬研究会