黄体ホルモンは受精卵が着床しやすい様に子宮内膜を厚くふかふかに整える役目があります。黄体ホルモンが少ないと着床の準備ができません。
排卵後の卵胞は黄体→白体となりしぼんでいきます。その黄体からエストロゲン(E)プロゲストロン(P)の分泌が不足しますと子宮内膜の分泌の変化が完全にならない方や子宮内膜がホルモン(EとP)に適切な反応をしない事があります。
◎20代後半の方
黄体機能不全と診断されて専門病院に通院始めてました。月経時に毎回頭痛、腹痛もありつらい様です。排卵誘発剤の服用とそれでも卵胞の育ちが悪い月が多いのでHMG(ヒト閉経ゴナドトロピン)注射で育てていました。
生理痛と頭痛を治したいとの事でしたので身体づくりをメインに考えた漢方薬を服用し始めました。排卵誘発剤でと黄体ホルモン使用しながらタイミングで進めてきました。漢方服用し初めて4ヵ月後には自然排卵に切り替えてみました。ホルモン剤を中止したら体温は低温期では35度台と低めでしたが月経周期20日目頃に自力で排卵をしました。
その排卵が妊娠へと結びつきました。