排卵が出来ずに卵巣の中に卵胞がたまって袋状のかたまりが沢山できて卵巣が硬くなります。
この状態になりますと脳下垂体から分泌される卵子の発育を促すホルモンや排卵を促すホルモンを受け取りにくくなり、しいては排卵が起こりにくくなって、月経もこなくなってしまいます。
◎多嚢胞性卵巣症候群から無排卵状態だった30代の方
仕事の忙しさとストレスが原因で月経が年に2~3回になり婦人科に通院されていました。
多嚢胞性卵巣性症候群と解り、卵巣内の卵胞を育てるために排卵促進剤で刺激されましたが排卵はスムースにいかないようでした。無排卵状態になったので注射での刺激に切り替えています。この注射により卵胞がたくさん出来て卵巣に水が溜まる様になっていました。タイミングで進めてきましたが体外受精を奨められました。その前に漢方薬で体調を整えたいと思われてご相談にいらっしゃいました。
今までの体をリセットする意味もあり、一時的に病院はお休みとなりました。
ホルモン剤から漢方薬だけになりますと当然、月経周期は長くなります。
そこを我慢されて自然周期の月経まで待ちました。
70日過ぎで1回目の月経はきました。高温期もちゃんと出来ていらしてご本人様も自信を付けられたようでした。次の周期は44日になり39日へと順調に経過しました。
そのペースで低温期は20日と長かったのですが妊娠反応が陽性になりました。
以前の周期に戻らないうちに自然に妊娠されたのにはご本人も驚いていらっしゃいました。
もう少しで赤ちゃんにあえますね、本当に頑張られました。良かったですね。