生理不順(生理が来ない、周期が長い)のご相談のケースでは原因として多嚢胞性卵巣(たのうほうせいらんそう)があります。

これは排卵に向かっていく卵胞が充分な大きさになれずに排卵できずに卵巣内に残っていく状態です。原因として挙げられているのは男性ホルモンの値が高くなる、肥満、家系的に糖尿病で糖代謝の異常があるなど言われています。

糖質や脂質が多い場合はバランスの良い食事、タンパク質やミネラルを十分含んだ食事と睡眠も大切です。睡眠時間帯にも気をつけて12時前には寝るようにすることも大切です。

漢方薬には①脳からのホルモンの流れを良くすると十分に卵巣のでの卵の育ちもよくなります。②骨盤内、子宮や卵巣の血流を良くすると卵の成長も良くなると考えられます。③お血の改善をし生理周期を短くしていきます。

20代前半女性

初潮時期から生理は不順傾向でした。社会人になってから3か月来なかったりまた、2か月来なかったり不順なので婦人科を受診。ホルモン剤を処方され、その時だけは生理になるがまた、次から来ない事が続き、漢方薬での体質改善を希望されました。

見た感じはとても健康的です。運動は良くされています。足は冷たさを感じることが多い、便秘もなく、他の症状は見当たりません。パンが好きでパン食が多い、クッキーなども大好きでよく食べている。

改善薬としてお血の改善薬と補助としてミネラル補給のサプリメントを服用していただきました。食事もなるべくご飯食で脂質が多くならないような和食にしていただきました。2ヶ月後から40日周期で来る様になりました。その後は35日と40日が代替交互に来ています。            周期も少しずつ短くなると思いますから是非体質改善を続けましょう。             現在も服用中です。