妊娠中の咳

妊娠中の咳でなかなか治らない場合は幾つかの原因があると思います。

胎児の栄養は主に母体の衝脈(しょうみゃく)任脈(にんみゃく)によりまかなわれていると考えられています。任脈(陰脈の海とも言われ)は目の下から正中線で胸を通り、股間の部分をながれています。衝脈(十二経の海と言われ)は喉のあたりから胸、お腹、内もも、くるぶしあたりの三陰交をとおり足の裏まで流れています。胎児が大きくなるにつれてお母さん側の血液や体液が少なくなり、体が乾燥してくるケース→陰虚の症状

陰虚の症状を改善する漢方薬が効果的です。

妊娠するとこの衝脈や任脈は胎児に栄養を送る役割に変ります。

これらの脈がうまく流れないと胎児を維持できなくなり流産につながります。東洋医学ではこの衝脈と任脈を充実させることが安胎になります。これを充実させる漢方薬で咳や逆児が改善されることがあります。

妊娠中の出血や咳、逆児も漢方薬で防げるケースがあります。是非ご相談ください。