妊娠後期のトラブルに
妊娠後期(8~10か月)は赤ちゃんの体重も1日20~30gずつ増えてきます。子宮も急激に大きくなり負担のかかります。妊娠中毒症などのトラブル(①むくみ②高血圧③タンパク尿)もおきやすいです。
1週間に体重が500g以上増えた時はご注意しましょう。すねの骨の上を押して、へこんだまま戻らない様でしたらむくんでいます。
妊娠まえに貧血の方は注意が必要です。疲れやすい、動悸、息切れがする症状は貧血の時にでてきます。これからのご出産でさらに出血が予測されますので予防が必要です。
漢方薬では安胎薬の当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)や婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)をまた、補助剤としてのアミノ酸製剤レバコールはとても安心できます。
妊娠中毒症の予防
◎塩分摂取量は1日10g以下
◎青魚や大豆製品などの高蛋白質で血管を丈夫にする
◎適度の散歩などで血流をよくする
貧血予防の食品
背びれの青い魚、大豆や大豆製品、肉類やレバー、ほうれん草や小松菜など緑の濃い野菜、ワカメやヒジキの海藻類、ブロッコリーやいちごなどビタミンCが多いもの、カキ、アサリなどの貝類、ミカン、オレンジなど柑橘類(クエン酸が多い)ごまなどを積極的に食べましょう。