腰痛

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ご相談いただく中で、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などがあります。腰椎椎間板ヘルニア,腰痛脊柱管狭窄症などがおこる原因は様々あります。

20~30歳代の方;働き盛りの方に多く見られるものに、腰椎椎間板ヘルニアがあります。

中年以降の方;加齢による変化が出てきて、骨がもろくなります。そして、腰の動きも悪くなり走ったり、歩いたりすると腰に痛みが出ます。脊柱管狭窄症、脊椎分離症などの原因になります

坐骨神経痛                                                      坐骨神経(臀部と下肢の筋肉の運動や下肢の外側の足の知覚を支配します)が障害されるときに生じる痛みのことです。坐骨神経が支配する領域の筋力低下や知覚の麻痺(しびれ)を伴います。原因としては、腰部における様々な疾患がありますが、最も多いのは椎間板ヘルニアです。他に馬尾神経腫瘍、脊柱管狭窄症、脊椎分離症や、脊椎すべり症、変形性脊椎症などで起こることもあります。

椎間板ヘルニア                                                    脊椎は24個の脊椎(頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個)からなっています。椎間板ヘルニアは、頸部、胸部、腰部のいずれにも起こりますが、最も多いのは腰部で、特に第4~5腰椎間と、第5腰椎~第1仙椎間に最も多いです。                                         身体の構造では、脊椎と脊椎の間に、弾力性に富んだ椎間板があります。この椎間板は脊椎が前後、左右に動きやすくし、足底からの衝撃が直接、頭へひびかないようにクッションの働きもしています。この椎間板の中央には髄核という軟らかい組織があって、周囲を線維輪という丈夫な組織で包まれています。ところが、椎間板に無理な力がかかると、線維輪は圧力に耐えられなくなり、髄核が脱出してしまいます。この髄核が線維輪から脱出した状態を椎間板ヘルニアといいます。髄核が脱出した瞬間は、突然の激痛を覚えます。髄核が、近くを通っている脊髄神経を圧迫するためです。脊髄神経は、坐骨神経となって下肢へと伸びているので、強い腰痛に加えて下肢の痛みやしびれなどの症状もあらわれます。                            第4~5腰椎間の神経が圧迫されると、足の指の背屈力が低下します。下腿前面または外側より足背の中央部の感覚障害が生じます。第5腰椎~第1仙椎間の神経が圧迫されると足の外反力が低下し、つま先立ちが難しくなることがあります。足背または足底の外側に感覚障害が生じます。
脊椎狭窄症                                                      背骨の中を通る脊髄からの神経の通り道の脊柱管が、椎骨の肥厚やとげ状の骨(骨棘)や黄色靭帯の肥厚が馬尾神経をおさめる脊柱管にでっぱり、脊柱管を狭くして神経を圧迫します。原因となるのは、椎間板ヘルニア、脊椎すべり症、変形性脊椎症などがあります。動いた時に痛みがあり、安静にすると軽快する腰痛が続きます。下肢のしびれ感や痛みなど坐骨神経症状がみられたり、神経性の間欠跛歩がみられます。神経性の間欠跛歩は一定の距離を歩くと下肢の痛み、しびれ感、脱力感が生じて歩けなくなる症状です。