帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹の原因は、水ぼうそう(水痘)と同じ水痘帯状疱疹ウィルスによって起こる病気です。子供のときに水ぼうそうなどにかかったりして、多くの方がこのウィルスに感染しています。過去の感染などにより、身体の中に入ったウィルスは神経節に残っています。加齢や疲れなど、身体の抵抗力が落ちた時にウィルスが暴れだして帯状疱疹の症状がでます。

多くは、神経痛のような痛みで始まります。その後、身体の神経にそって、赤い虫刺されのような発心が帯状に広がります。頭から足までどこでにでも現れますが、身体の左右どちらか一方だけに見られることが特徴です。

他人への感染は、水痘にかかったことのない子供さんや大人の方にうつります。この場合、帯状疱疹ではなく、水痘を引き起こします。

◎西洋医学での治療

水泡が出た直後から抗ウィルス薬の点滴や内服、外用薬が使われます。発疹が出て、早めに抗ウィルス薬の治療をすれば、重症化を防ぐ可能性が高くなります。

痛みには消炎鎮痛、強い痛みには神経ブロック(神経に麻酔を注入)したりします。

◎帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛を早めに改善する生活

免疫を上げるために、安静を保ち、栄養と睡眠を十分のとることが大切です。入浴は患部がかさぶたになるまで控えます。

白砂糖は控えめにして、緑色のお野菜をたくさん食べると良いです。

◎東洋医学での帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛の考え方

東洋医学では、①ウィルスを減らす漢方薬、②免疫力を上げる漢方薬、③血を改善する漢方薬、④痛みを緩和する漢方薬を考えていきます。

お一人お一人の方のその時の病態・症状に合わせて、ご提案していきます。是非、ご相談下さい。