多のう胞卵巣(PCOS)

PCOSは排卵障害のひとつです。最近では良くご相談にみえる症状です。

超音波検査でみますと左右の卵巣に排卵できない卵胞がネックレス状につらなってみえます。片方の卵巣のなかに2~9㎜の小卵胞が10個以上存在するとされています。また、男性ホルモン値が高い、LHの値が標準より高く、なおかつFSHの値は正常な状態をいいます。

基礎体温表は一相性がおおく高温期ができず二相性にはな無月経や希発月経(たまにしか来ない月経状態)、無排卵周期があるなどの状態を指します。この他にも男性ホルモン値が高いとニキビができやすく肥満にもなりやすいこと、インスリン抵抗性が挙げられます。

西洋医学では排卵誘発剤で月経を正常化していきます。

東洋医学では腎を活性化してホルモンバランスを整え、骨盤内のお血を取り除く漢方薬で改善していきます。

排卵誘発剤と併用しながら漢方薬で体質を整えられて、妊娠ご出産へとすすまれている方も多数おります。