生理痛にもパターンは違います①生理前に痛みがある方②生理1~2日目に痛む方と③生理後に痛みが1週間くらい続く方がいます。生理は子宮の内膜が剝がれ落ちる時期です。この時にプロスタグランディンという痛みの物質が分泌され子宮を収縮して内膜が剝がれます。分泌量には個人差があります。東洋医学的にみますと血虚(けっきょ)の症状、貧血がなくても骨盤内の子宮に血液が集められられない状態、血液の材料が不足していたり、腹部や腰が冷えてたりしますと子宮の内膜は剥がれ落ちるときに痛みがつらくなります。また、お血状態(血液が停滞している)子宮筋腫や子宮内膜症や子宮腺筋症なども生理前から痛みがある方が多いです。子宮腺筋症の方は生理後も痛みがあまるケースがみられます。これらの状態にあった漢方薬をおすすめしています。
足湯や温灸、カイロなどで温めて骨盤内のうっ血を和らげて血流を良くさせ、痛みを軽くしましょう。 普段からバランスの良い食事に心がけ、ゴマ、カボチャ、アーモンド、うなぎなどビタミンEを含む食品は血流を良くする食品です。アイスクリームや冷たい飲み物は控えましょう。