うつ病

だれでも精神的なショックを受けると気分が落ち込みますが、時間がたつにつれて回復します。

うつ病は、気分的な落ち込みが2週間以上続いたり、何をするにもおっくうになります。こうした症状は朝がとくにひどく、夕方から夜にかけて軽くなるのが特徴です(日内変動)。また、不眠、食欲不振、頭痛や頭重感、動悸などの身体的な症状が現われます。

過労や精神的ショックなどが発症のきっかけになるほか性格も関係していると言われています。また、脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンやセロトニンの減少も原因の一つと考えられます。

十分な休息をとる事が大切になります。

◎西洋医学の考え方

抗うつ薬や、カウンセリングなどを組み合わせて考えていきます。

◎東洋医学でのうつ病の考え方

漢方薬では、ストレスに対する抵抗性を高めたり、弱っている心と体の力をつけていくことを考えます。五臓(肝心脾肺腎)の中の肝が大切になります。肝は、自律神経や情緒の安定に深い関係があります。また、人の意識や精神活動をつかさどる心(五臓の中の心)や、消化吸収をする脾(五臓の中の脾)も考えます。

お一人お一人の方のその時の病態・症状に合わせて、ご提案していきます。是非、ご相談下さい。