2 子宮内膜の薄さを漢方薬で

 

体外受精で成熟卵胞は採卵できるが、内膜が薄い為に着床しないと病院で指摘され、漢方薬を希望されました。排卵促進剤を使われていましたが1~2回と回数が少ないので、副作用の影響ではなさそうです。

子宮の内膜は、卵巣からのホルモン(エストロゲンやプロゲストロン)の分泌が盛んな間に増殖・発達します。この内膜の厚さは排卵時期に1cm程度になることが良いとされており、体外受精では注射やホルモン剤で卵胞や子宮内膜の発達を促します。自然な排卵の場合、この時期のエストロゲン150~250pg/mlになります。

自然妊娠の場合は成熟卵胞が通常1個なのに対して体外受精の場合は複数出来ます。エストロゲン値は700~900pg/ml以上になる場合が多いです。エストロゲンの値だけ見た場合は十分なわけですが内膜が薄いのはご自分の体から作られるこれらのホルモンが低い事につながります。

東洋医学では食べた物は脾(ひ)で血液を作り、肝(かん)で血流調節を行うと考えられています。脾を補う漢方薬と肝を補う漢方薬の2種類で子宮、卵巣、卵管などを温めながら血流量が増し、内膜が厚く成長する様になります。

体外受精に備えて漢方薬でご自分の体に妊娠する力を付けることが大切です。

※脾と肝は東洋医学の概念の臓器です。

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